岡崎です_宅建学習で記憶術を使ってみませんか?(学習編1)

宅建士合格を目指す方々は、そろそろ学習をスタートさせる時期が来ましたね。

宅建学習には様々な方法があるとは思いますが、
「自在に覚えることができる」というのが何よりだと思います。
それが今回のタイトル「記憶術」です。

「術」と言っても、大げさなことではありません。
どちらかと言えば「コツ」に近いです。

ここで皆さんにクイズです。

【次のうち、宅建のテキストを読む方法で、より覚えられるのはどちらでしょうか?】

1.1冊ずつじっくりと時間をかけて読む。
2.1冊を最初から最後まで一通り、素早く読んでいく。
3.1つの範囲(例:各分野のカテゴリ一つ分)を素早く読み、それを数回繰り返す。

答えは3です。
なぜか?
1の方法だと記憶するための脳が活性化しません。
ゆっくりと読んでいると、脳は「その程度の処理スピードで良いのか。」と
思ってしまうからです。
しかも時間をかけているため、1冊を読み終わる頃は最初の内容をすっかり忘れていたりします。

2はどうでしょうか?
一見良さ気ですが、これは実行が難しいでしょう。
学習範囲の最初から最後まで素早く読み通せるほど、人間の集中力は続きません。
スピードを落とせば、1と同じことになります。

そして3ですが、1つの範囲として、できれば20~30分で読める範囲を想定します。
それが集中力の限界だからです。これならできそうではないでしょうか?

内容を覚え込もうとか思わず、ひたすら読み続けます。
この時、脳内では「今までの処理スピードでは追いつかない。」と判断され、
脳を活性化させてきます。
そのため、2回目に読む時は1回目より楽に読めるはずです。
3回目はさらに楽です。
短いサイクルで繰り返すのは、【反復読み】が記憶するのに極めて有効だからです。

但し、あまり繰り返すと脳が「飽きて」しまい、反対に集中力が落ちます。
個人差はあるにしても、3回繰り返し位が限界でしょう。

これは、テキストを最初から最後まで読むことを3回繰り返すのと、
時間的にはあまり変わりません。
しかし、脳に【記憶】させる効果は劇的に上がります。

【読むスピードアップ】と【反復読み】が、効果的な学習の大前提になります。
ぜひお試しください。
次回からは、各分野毎の学習方法などをご紹介します。

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