本日はお忙しい中、そして、この酷暑の中、株式会社日本土地建物創立十五周年の式典にご臨席を賜りまして、誠にありがたく、厚く御礼申し上げます。
この八月一日に晴れて十五周年という節目の年を迎えることができましたことを大変うれしく思っております。
これもひとえにお客様をはじめといたしまして、お取引先の皆様、本日お越しいただいております皆様のご支援、ご協力の賜物と厚く感謝いたしております。
日頃の感謝の気持ちを込めてささやかではございますが、このような会を設けさせていただきました。
当社を設立した二〇〇三年(平成十五年)は、六本木ヒルズがグランドオープンした年でもございます。
「愛犬との時間を大事にしながら働きたい」、共に働く仲間にも「家族と過ごす時間やプライベートの時間を大事にしてほしい」という思いから、この会社を立ち上げました。
不動産が大好き!という信念のもとあっという間だったような長かったような十五年間でした。愛する娘も来月には十二歳になります。ちなみに本日この会場のどこかにいます。
ベビーカーを伴って通勤していたころが懐かしく感じます。
現在では不動産再生事業を主軸とし、おかげさまで業績も右肩上がりで推移しております。四月には当社初となる自社ビル開発を終え、一歩一歩ではありますが、着実に新規領域でも成果をあげております。今後は更に事業領域を拡大すべく、海外進出も視野に、日々研究も重ねているところでございます。
アベノミクスが始まって五年を迎え、リーマンショックから十年が経ちました。
直近五年間は比較的、特に都心部の不動産は順調に価格が上がっており、不動産業界も好景気が続いております。リーマンショックのような大規模な金融危機の予兆はございませんが、経済状況、そして会社経営も山あり谷あり、常に気を引き締めて景気の動向にアンテナを張っております。
これからも初心を忘れることなく、共存・共栄・共生の心をもって、社会経済の繁栄に貢献し、百年続く企業を目指して社員一同、たゆまず精進を続けて参りたいと思いますので、皆様からの変わらぬご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
最後になりますが、本日ご臨席の皆様方のご健勝、ご発展を心よりお祈り申し上げまして、はなはだ簡単ではございますが、私からの創立15周年記念の挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。
株式会社日本土地建物
代表取締役 神山 重子